無名校からの東大合格作戦

近年では、東大に受かる家庭は年収の高いところが多い、というような統計結果が出ていたりする。
家計的に恵まれない奴は勉強して一発逆転人生、的なイメージがあったが、それもかなわない世の中なのだろうか。

昔ほど、東大に入学することについて、経済的メリットは大きくない世の中とはいえ、少なくとも学歴について他人にとやかく言われないで済むというメリットはある。

では無名校から東大に進学した人はどんな人種であろうか? 進学校から東大に合格した人の話は色々聞けるだろうが、地方公立の無名校(東大合格者がほぼ過去いないような高校)から東大に合格した人の話を中々聞くことはできない。しかし、今回は本人から話を聞き、そういう発想をするのかと思ったので発表する。

彼は中学では上位の成績だったが、だいぶ昔に、近くの公立高校へ入学し、20番前後の成績だったらしい。そのとき、トップの人は外部の模擬試験で名前を載せており、すごいな、という風に思っていた。ところが、ひょんな理由から、高1の冬くらいから勉強を始め、高2の夏頃には模擬試験に名前が載るようになり、高3では東大・京大受験を意識し始め、東大模試でもA判定が出て、そのまま現役合格した。そんな彼が言うには、『無名公立高校で東大に行くには、周りと違うことを苦にしないことが必要である。こんな高校で勉強している奴は異端なので、人と違うということに耐えられないようではやってられない。』とのことであった。なので、無名高校から東大に行くような人たちはやはり変わっている人が多いのである。
また、孤独にやたら強いので、無名校から東大に行く人たちはたくましかったりする。どちらかというと中途半端に進学校から東大とか難関大に行った人たちの方がひ弱でメンタルやられている人が多かったりする。これは高校が進学校にいることで、下手にエリート感を持っていたのに、大学に進学したら、もっとすごい連中をみて凹んでしまい、エリートというアイデンティティーが保てなくなってしまうのが大きい。

ということで、ボッチで耐えられるという能力が無名校で学業的に成功する要因の重大要素である。

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