走高跳(ジェシー・ウィリアムズ)

走高跳シリーズはまだ続きます。
2011年韓国大邱(テグ)世界陸上の走高跳を2m35で制覇したのはアメリカのジェシー・ウィリアムズでした。身長183㎝、ベスト記録2m37ということで、低迷していた走高跳界にあっては超一流の選手でした。小柄なだけに、助走スピードを生かした、珍しい右足踏切の選手です。
大邱世界陸上では2m35までノーミスでクリアする安定感を見せました。
この記録は今の2m40台連発の時代からすると低調に見えますが、2000年代に入ってから、ヴォロニンがアウトドア、ホルムがインドアで2m40をマークした以外、2m40に近づく者さえいなかった頃のため、それなりの好記録でした。
ウィリアムズはノースカロライナの高校時代にはなんとノースカロライナ州のレスリングトーナメントで5位に入っております。走高跳というと、細身で華奢なイメージがありますので、格闘技をやっているというのはギャップがありすぎです。

これだけ世界一の称号を獲得し、普通でない競技経験をしながらも、日本のWikiでは記載すら全くない、というのが、走高跳という競技のマイナーさを物語っております。

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